「名建築で昼食を 大阪編」巡り 綿業会館の見学会に参加

「名建築で昼食を」の大阪編が始まりました。大好きな乙女建築を紹介してくれる大好きな番組です。

「名建築で昼食を 大阪編」巡り 綿業会館の見学会に参加

「名建築で昼食を 大阪編」第1話で綿業会館が紹介されました。重要文化財に指定されている綿業会館は月に1回見学会が開かれています。約3年、いつ参加申込をしようか、コロナの状況と自分の予定を考えていました。今回、番組が放送された10日後の見学会にちょうど申し込んでいたので、ジャストタイミングとなりました。

綿業会館の見学会はランチ付3,000円、見学のみ500円です。番組放送前でも申込をした時点で、ランチ付は半年先まで埋まっていました。

綿業会館本館1階 ホール

綿業会館の見学会、ホールで待機していると「名建築で昼食を」の曲が流れてきました。そして案内人は番組に出演されていた方です。テンション上がりました。

まずは、ホールで綿業会館の設立のお話を聞きます。説明、お話が上手です。引き込まれます。イタリアルネッサンス調。銅像、ジャンデリアは2代目。綿業会館前の三木橋筋に設置されているガス燈のお話なども。

綿業会館本館1階 会員食堂

ドラマでランチをしていた食堂です。

天井の装飾がとても綺麗で豪華です。時計に摺りガラスもお洒落です。

会員食堂の横にお洒落なエレベーターがあります。

その横のポストも味わいがあります。階段の丸みがいいですね。

綿業会館新館

新館といっても昭和37年築なので50年以上の建物です。昭和感が感じられます。

綿業会館本館3階 談話室

イギリスルネッサンス初期のジャコビアン・スタイルのお部屋です。

見事なタイルタペストリーです。京都の泰山タイルが5種類のみで約1,000枚使われているそうです。泰山タイル魅了されました。

お部屋も調度品も素晴らしいです。

綿業会館本館3階 特別室

天井の装飾が豪華です。特別室って感じの豪華さ気品があるお部屋です。

昔の綿業会館、大阪市内の写真を見せてもらえました。もう忘れていましたが梅田丸ビルの辺りは35年程前まではゴジャゴジャとした闇市風景が残っていました。今回、戦争の空襲でもこの綿業会館はしっかり残っていたなど、昔の話も沢山聞けました。

綿業会館本館3階 会議室

アンピール・スタイルの会議室。

すべてのデザインが丸です。椅子のピンも丸い。

ドラマの中で説明されていた時計の大きさに切り抜かれたオニキスの大理石。

池田エライザさんと田口トモロヲさんが見つけた巻貝とアンモナイトの化石。

この化石は珍しいそうで福井の恐竜博物館から調査に来られたとか。

綿業会館本館7階 大会場

エレベーターで7階まで上ると、アダム・スタイルの大きなホールがありました。可愛い舞台です。

少し昔の体育館風でもありますが、天井もやわらかい感じで社交ダンスの会場になったりするそうです。

綿業会館本館地下 グリル

1階からグリルへ降りる手前に「名建築で昼食を」のポスターが貼ってありました。

グリルへ降りる階段、ドラマの中では村野藤吾作という話でしたが、実は違うらしいです。

番組後、建築関係の方達から連絡が入り、「違うはずだ」という話になったとか。この日の見学会2回で初めてこの話を発表されたそうです。ポイントは押さえてあるので村野藤吾作風に作った階段ということらしいです。

グリルの中にも綺麗なタイルがありました。

見学会は1時間以上、「名建築で昼食を 大阪編」ドラマの撮影秘話も含めて、いっぱい説明していただけました。どの部屋も豪華で素敵でした。

外にはウエストサイド物語に出てくるような外階段もありました。

ドラマ放送記念で番組内と同じランチが食べられる見学会企画もあっという間に100件以上の申込が入ったそうです。人気ですね。今回の見学会には平日のランチタイムにグリルに入れる券が付いていました。会員価格よりは、少しお値段が高く設定してあるそうですが、この建物に入れることを思えば安いものです。是非、また来たいのですが平日のランチタイムに行ける日があるのか悩むところです。

綿業会館 

〒541-0051 大阪市中央区備後町2丁目5番8号
TEL 06-6231-4881 FAX 06-6231-4940
開館時間 午前10:00〜午後8:00(日・祝、第3土曜は休館)

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